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メルマガの登録率は、サイトのテーマ選びでほぼ決まる

メルマガ読者の集客も読者の質も、サイト(ブログ)のテーマにかかっています。サイトのテーマをいかに絞るか。

一つのテーマに絞られたサイトは、集まるユーザーも絞られるためニーズも明確です。どんなオファーを用意すれば読者が喜ぶのか、どんなメルマガを発行すれば読者が喜ぶのか、想像ができます。

仮に、化粧品や装飾品、旅行といった多岐にわたるサイトを運営していたらどうでしょうか。どんなオファーを用意したらいいのかわかりませんし、どんなメルマガを発行したらいいのかも分かりません。メルマガを発行できたとしても、精読率は低いでしょう。化粧品に関するメルマガを送れば、装飾品や旅行に興味のある人は読みませんし、その逆も同じです。

メルマガの集め方や内容に目が行きがちですが、実はサイト作りから、メルマガは始まっているのです。

目次

サイト&メルマガは複数持つ

広いテーマを扱っているなら、細分化してテーマを狭めたサイトを複数用意します。そして、一つ一つのサイトに合わせてメルマガを発行していくのです。

図にするとこうなります。

もうすでに広いテーマを扱い、どうしても分割することができない場合は、以下のようにします。

ただしこのやり方は、ヘッダーやフッター、サイドバーや記事下にメルマガ登録フォームを設置できません。WordPressの場合、一つのタグが全ページに反映されてしまうからです。

対策としては、各テーマに沿ったオプトインページを作り、そこにアクセスしてもらいメルマガ登録を促します。オプトインページへの入り口は、サイドバーか記事中に用意すればいいでしょう。

参考:メルマガの登録率は、サイトのテーマ選びでほぼ決まる

サイトのテーマが絞られている場合

サイトのテーマが絞られている場合、メルマガの登録率はUU(ユニークユーザ数)に対して1%が目安です。つまり、サイトに訪れた100人のうち1人がメルマガ登録する計算です。サイトテーマが広い場合、200UU〜500UUに対して1人の登録が目安になります。これよりも低い場合は、動線や視認率が悪いか、オファーが弱いか、マイクロコピーが弱いかです。

メルマガ登録から商品を購入する人は、10%前後(1万~5万円の商品)です。その中から高額商品を購入する人は、これもまた10%前後です。

コンサルティングサービスで例えます。

メルマガ登録(100人)➡教材購入(10前後〜20人)➡  コンサルティングサービス(1〜2人)

※メルマガ登録から一色跳びにコンサルティングサービスを受ける人も一定数います。

もちろん、ただ黙っていてこの%になるわけではありません。一定の営業活動は必要になります。

この目安がわかると、サイトの訪問者数から売上予測が立ちます。
テーマを絞っているサイトの場合、月間のUUが1万あれば、メルマガ登録者は100人、教材購入者は10人、コンサルティング申込者は1人です。教材が1万円、コンサルが30万円なら、月40万円の売上になります。実際は、月毎に振れ幅があるため、年間480万円の売上予想と見るといいでしょう。
関連記事:メルマガ読者が商品を買ってくれない理由と解決策
関連記事:【秘伝】商品LPへ誘導するメルマガの書き方、3つの型

テーマの大きいサイト1つ VS テーマの小さいサイト複数

先述したように、扱うテーマが大きいサイトは、メルマガ読者の登録率が低くなります。一方、テーマを絞ったサイトはメルマガ読者の登録率は高くなります。

どちらのほうが優れているでしょうか。

大テーマは、管理がラクですし、サイトを育てるのに時間がかかりません。小テーマは、複数のサイトを持つ分、管理が大変ですし、サイトを育てるのに労力を要します。

それらを踏まえても、私は小テーマの複数サイトを推します。理由は、リスク分散になることと、長期的に見ても収益が上がるからです。

仮に、テーマを絞ったサイトを5つ作ったとしましょう。中から、当たるサイトと当たらないサイトが出てくるはずです。当たるサイトが一つでも見つかれば、そこに全力投球します。はじめは非効率かもしれませんが、長期的にみてこのほうが効率的なのです。

たとえテーマを絞ったとしても、一つのサイトしか作らなければ、半ば博打になってしまいます。複数持つ事自体がリスク分散にもなっているのです。

サイト制作に必要になるリソースは、お金ではなく時間です。

1サイトに10万字必要だとして、何日分の労働力でしょうか。1日1万字を書けるならサイトに必要な原稿は10日で終わります。校正やデザインに5日費やしても15日で1つのサイトが完成します。筆が遅くて1日5000字なら、25日で1サイトが完成します。5サイト作るなら、75〜125日です。

今後のビジネスに大きく影響を与えるサイトのテーマ選定に125時間のコストは高いでしょうか? 私は全然安いと思います。125時間なんて、ドラゴンクエストVを3回クリアする程度です。それだけの時間投資でビジネスの光明を見出だせるなら、安いものです。

サイトをいくつか無駄にするかもしれませんが、それでもアタリを見つけられれば長期的に見てプラスになります。
参考:サイト全体のSEOを底上げするサイト設計

テストマーケティングのようにサイトもテストする

マーケティングには、テストマーケティングという言葉があります。商品が当たるかどうか、広告が当たるかどうか、キャッチコピーが当たるかどうかを見極めるためのものです。サイトも一つの広告物です。

広告では、ターゲットを変えてみたり、商品を変えてみたりとテストをするはずです。しかしサイトとなると、一度決めたら方向性を変えようとはしません。気持ちはわかります。サイトを一つ作るのって手間やコストがかかりますからね。

ですが、今はWordPressがあり、デザインテーマも2万円払えばいいものが手に入ります。サイトを作る手間とコストが一昔前と比べて圧倒的に圧縮できるのです。

私も昔、自分でCSSとHTMLを勉強しながら、AdobeのDWを使いならがサイトを作ったものです。それで出来上がったものは、とても見栄えの良いものではありませんでした。それが今では、テーマをインストールするだけで完成です。

「昔と違ってラクになったな」で終わらせてはいけません。これを最大限に生かして当たるテーマを見つけるチャンスに変えるのです。

稼いでいるアフィリエイターは、総じてサイトをいくつも持っています。当たるジャンルを見つけるまでいくつも作るからです。これは、アフィリエイトをしていない人でも、大いに学びになる姿勢です。

ターゲットを変えてみたり、商品を変えてみたり、ベネフィットを変えてみたりして、当たるテーマを見つけてください。

テスト、テスト、テスト。

マーケティングの基本であり、真髄です。

手間がかかるかもしれませんが、Webマーケティングの要となるサイト作りには、それだけの時間を投下する価値があります。ぜひ、実践してください。

まとめ

サイトのテーマ選びから、メルマガ読者の集客は始まっている。このことを真に理解するだけでも、視界が広がり、Webが違った景色に見えてきます。ぜひとも金脈を掘り当ててください。

本サイトの記事内では、アフィリエイトを含むリンクがあります。

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この記事を書いた人

深井貴明のアバター 深井貴明 メルマガコンサルタント

行動経済学を取り入れたマーケティングとコピーライティングの専門家。7,500名の購読者を有するメルマガの運営者でもあり、過去の経験を基にしたメルマガノウハウを広く伝えている。

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