ステップメールでない限り、メルマガはフロー型のコンテンツになります。つまり、一過性であり、溜めが効きません。
「まぐまぐ」といったプラットフォームやメルマガ配信スタンドによっては、バックナンバーが残ります。
では、バックナンバーを載せる機能がなければどうすればいいのか。そこで今回は、メルマガの原稿を二次利用、三次利用する方法について解説していきます。
メルマガの4つの利用法
一度配信したメルマガの再利用法は、以下の4つがあります。
- ブログ記事の原稿にする
- その他のメディアに使う
- 無料レポートの原稿にする
- 電子書籍の原稿にする
では、一つずつ解説していきます。
1、ブログ記事の原稿にする
そのままブログにコピペして、バックナンバー的な使い方をします。ただ載せるだけではなく、編集・加筆して載せていきます。
SEOを意識するなら、まず間違いなく加筆したほうがいいです。メルマガで送信できる程度の文章量では、上位表示されることはないからです。上位表示を狙うなら、最低でも1,500字、できれば2,000字は欲しいところです。
メルマガの原稿は、加筆してブログに載せる。シリーズもののメルマガであれば、シリーズを全部足した原稿をブログに載せる。このように工夫してください。
2、その他のメディアに使う
メルマガの原稿は、テキストです。それを音声媒体や動画に変換して使います。簡単に言えば、音声や動画のプラットフォームで配信するコンテンツの原稿として使うのです。
動画はYouTube一択ですが、音声メディアは多岐にわたります。Podcast、spoon、Rediotalk、Himalaya、Stand.FMなど10を超えるメディアがしのぎを削っています。そこで、私がお勧めする方法は、Ankerを使った9メディア同時配信です。
配信できるメディアは以下です。
- Anker(アンカー)
- Apple Podcast(アップルポッドキャスト)
- Google Podcast(グーグルポッドキャスト)
- Spotify(スポティファイ)
- Breaker(ブレーカー)
- Castbox(キャストボックス)
- Overcast(オーバーキャスト)
- Pocketcast(ポケットキャスト)
- Redo Public(ロードパブリック)
まずYouTubeに動画を配信して、その動画から音声だけを抽出します。そしてその音声をAnkerにアップロードして9メディアに配信するのです。これなら、少ない労力でYouTube合わせて10メディアに配信できます。
音声メディアは今後伸びると予想されています。「何を話そうかな」と迷っているのはもったいないです。メルマガ原稿を再利用してどんどん露出しましょう。
1と2は、併用できます。
メルマガ→ブログ→動画 &音声の流れです。
圧倒的に効率的なので、ぜひやってみてください。
3、無料レポートの原稿にする
メルマガのコンテンツを寄せ集めて編集して、レポートを作ることもできます。出来上がったレポートは、メルマガ読者を集める際のオファーとしても使えますし、新規読者に向けたプレゼントとしても使えます。
私が発行しているメルマガでは、メルマガ登録直後、無料レポートを送るようにしています。メルマガ登録フォームには、「レポートを5つ進呈します」とありますが、実際に送られるのは7つです(もっと増やす予定です)。つまり、オファーとプレゼントの両方に使っているわけです。レポートが多くあるからできるやり方ですね。
はじめから無料レポートを作るつもりでメルマガを書いてみてはいかがでしょうか。そのほうが無駄はありません。
【番外編】
Web以外でも、無料レポートの使い道はあります。たとえば、紙に印刷をしてニュースレターの原稿に使う、FAXDMのオファーに使うなどです。
無料レポートを使って見込み客を集客するというのは、日本にダイレクトレスポンスマーケティングが広がった時からある手法です。私は仕事でFAXDMの原稿を依頼されて作ることがありますが、未だに効果のある手法です。集客と言えばWebを指す昨今ですが、そのお陰もあってかアナログ媒体がガラガラです。競合がいないうちに、気づかれないうちに、こっそりとアナログ媒体からお客様を集めるのもアリですよ。
4、電子書籍の原稿にする
無料レポートにせず、有料にする方法もあります。それが電子書籍です。AmazonからKindle出版をすれば、自由な価格をつけて売り出すことができます。お金をもらいながら、自社のPRができるわけです。
電子書籍は、お金を稼ぐのが目的ではありません。メルマガ読者を集めるためのものです。Kindle本は、リンクを貼ることができます。オプトインページへのリンクを貼ってメルマガ読者を集められます。
メルマガ読者を集めるためにメルマガ原稿を再利用する。なんとも効率的な使い方ではありませんか。
まとめ
以上が、メルマガの原稿を再利用する4つの方法です。ぜひ、活用してください。