MENU

メルマガでは一体何を書けばいいのか?

「メルマガでは、何を書いたらいいのか?」

この問いに対しては、2通りの回答があります。

一つは、具体的な方法論です。もう一つは、抽象度の高い本質論です。具体的な方法論は、本サイトでもお伝えしていますし、様々な他サイトでもテクニックなどが紹介されています。
関連記事:【秘伝】商品LPへ誘導するメルマガの書き方、3つの型
関連記事:メルマガ読者の教育に使えるメルマガライティング3つの型

しかし、抽象度の高い本質論について語られている記事は、中々ありません。
そこで今回、「メルマガでは何を書いたらいいのか?」に対して、抽象度の高い本質論から語りたいと思います。

目次

Web記事とメルマガの違いから考える

Webサイトやブログに載せる記事は、基本的に集客を意識して書かれています。月間の検索数や競合調査をして、記事のテーマを考える人も多いのではないでしょうか。

書く際も、検索キーワードの後ろにあるニーズを理解し、ユーザーが満足するような記事を執筆するはずです。ユーザーが満足しなければ、Googleからも評価されず、上位表示されることもありません。

検索エンジンからの流入を意識した記事は、顕在ニーズに応えた記事とも言えます。検索するユーザーは、自身が知りたいことが明確にあり、実際に手を動かして検索をかけてきているからです。もし、知りたいことがなければ、そもそも検索をかけてきません。これは、プル型媒体の特徴とも言えます。

一方、メルマガはプッシュ型です。ユーザーの検索ニーズに応える、という縛りからは解放されています。

メルマガでしなくてはいけないことは、読者が気づいていないニーズに気づかせることです。別言すれば、読者の知識不足や認識違いのため、本当は必要なのに必要と気づいていないことを教えてあげる、これがメルマガ、ひいてはプッシュ型の役割なのです。

メルマガの手法の一つに、グリーンエバーローンチがあります。グリーンエバーローンチは、メルマガ読者を教育してから商品をセールスしていくのですが、ここで最も重要なのが「教育」だと言われています。

エバーグリーンローンチに限らず、メルマガの役割は教育にあります。教育が上手くできていなければ、どんな形のメルマガだろうと売り上げを最大化することはできません。

読者が知らない情報を届けてニーズを喚起させる、これがメルマガがすべき教育活動なのです。

本当に伝えたいことはメルマガで伝える

ユーザーに求められている情報とユーザーにとって真に役立つ情報は、必ずしもイコールではありません。

たとえば、美肌。
肌は腸内環境の状態が肌に表れるものです。美肌になりたければ、食生活を見直すのが根本的な解決策になります。ですが、美肌になるスキンケアの方法を知ろうと検索してきたユーザーに、「美肌は食事から改善しなくてはいけません」と伝えても煙たがられるだけです。

この例のように、「本当はこれが大事なんだけどな」と思いながら記事を書いた経験をお持ちの人は、少なくないでしょう。

真に役立つ情報よりもユーザーが求めている情報を伝えてあげたほうがビジネス的にはプラスに働きます。ユーザーのニーズを無視して自分が正しいと思う情報ばかり書き続けても、日の目を見ることはありません。

入口はユーザーのニーズに応える。真に役立つ情報はメルマガで伝える。このバランスが大切です。

メルマガは、雑誌のコラム

私は雑誌『週刊アスキー』に掲載されていた『ま、金ならあるし』(著 岡田斗司夫)のコラムが好きでよく読んでいました。

『アスキー』は、デジタル機器を特集する雑誌です。当然、デジタル機器に興味のある人たちが読むのですが、私も例に漏れずデジタル機器の情報を知りたくて読んでいました。そこでたまたま目に入ったコラムを読み、「面白い話を書く人がいるもんだな」と感心したのです。

似た経験、あなたもありませんか?

雑誌や新聞の片隅にあるコラムを読み、感心させられたこと。
どの新聞でも必ず、コラムが掲載されています。ここでは、その新聞社が真に言いたいことや記者の本音が漏れていたりするものです。

このように、媒体では主に読者が知りたい情報がメインに書かれていますが、片隅では「真に伝えたいこと」を載せているのです。

Web記事とメルマガの関係もこれによく似ていると思います。Web記事ではユーザーの知りたい情報だけを伝え、メルマガでは真に伝えたいことを伝える。

ユーザーの知りたいことを書かず、伝えたいことだけを書くのは、ただの独りよがりです。まずは、ユーザーのニーズを満たす、これができてはじめて、真に伝えたいことを伝えられる場ができるのです。

独りよがりにならないために

メルマガは、伝えたいことを書くといっても、ただ自分が書きたいことだけを書けばいいわけではありません。「伝えたいこと=真に役立つ」でなくてはいけません。メルマガを書くたび「これは読者に本当に役立つことなのか?」と問うのです。

この問いをしなければ、自己満足なものや自慢話を書いてしまいます。メルマガ読者は、基本、「役に立つ」か「お得」かの動機で登録しています。配信者のプライベートな話や自慢話が聞きたくて登録しているわけではないのです。

この点を忘れずに、メルマガを配信してください。

本サイトの記事内では、アフィリエイトを含むリンクがあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

深井貴明のアバター 深井貴明 メルマガコンサルタント

行動経済学を取り入れたマーケティングとコピーライティングの専門家。7,500名の購読者を有するメルマガの運営者でもあり、過去の経験を基にしたメルマガノウハウを広く伝えている。

コメント

コメントする

目次